財団の概要

財団のあゆみ

「財団50年の歩み」を簡潔にスライドにまとめました。ご覧ください。

年表

財団小史

 財団法人北海道農業近代化技術研究センター(旧名称 財団法人 北海道農業近代化コンサルタント)設立の小史として、"語り継ぐ「大地の詩」"を作成いたしました。
 "語り継ぐ「大地の詩」"は、公害闘争の原点となったパルプ工場が操業を始めた昭和15年から昭和40年の闘争終結までと、財団法人北海道農業近代化コンサルタントの設立から現在までの歴史を、コンパクトにとりまとめたものであります。
 この公害闘争は、被害農民が一致団結し合法的手段に訴えたもので、一定の成果を上げて円満に解決したことは、全国的に高く評価されております。
 私達は、この先達の闘いと財団設立の願いを風化させることなく、後世に語り継ぐ必要があると考えています。

 「産業の振興がなくて生活文化の向上はあり得ないことは判り切つていても、産業の発展によつて、自然の浄化作用を上廻る残滓的物質が放出されるということになれば、自然の調和はくずれ、自然のサイクルは破壊されてしまう結果となる。
 再創出を考えない資源の消費によつて、或は不用意な消費の過程に於て、かもし出されるのが、いわゆる公害である。
 公害は、風水害のように自然の暴力による不可抗力の災害でないことを、われわれは銘記すべきである。
 この公害をなくするためには、公害源物質を、再び有要資源として活用或は再生産するという、人間の知恵が伴うべきであつて、このことこそ公害絶滅の基本理念であり、公害に対する正しい認識、正しい姿勢と言わなければならない。
 従って、公害闘争の目標は、第一次元に横たわつている正しい認識をもたない企業の在り方や、政治行政の在り方に対する認識是正を求める闘いであり、人間疎外の企業や政治行政の在り方に反省を求める闘いである。具体的には、これらの認識の是正を要求し、企業慣行を打破し、利潤をのりこえて、社会環境整備優先の理念確立を図ることを目指すものであつて、即ち政治経済的手段を有効に使つてこれを絶滅することが最終の目的であるから、この闘争が有終の美を飾ることは誠に至難な事柄なのである。」

「 石狩川上流水域に於ける公害闘争史」【昭和46年(1971年)発刊】あとがきより