自主事業

第55回 地域活性化推進事業【講演会】

 ”地域活性化推進事業”は、昭和44年に始まり今年で55回目を迎えました。
 当財団では公益事業の一環として、農村地域に居住する方々を対象に、農業や食に関わる講演会やシンポジウム、 文化活動の開催等、地域が発展していくための糧となることを目的に「地域活性化推進事業」を実施しております。

持続可能な北海道に向けて -農業・農村と地域社会-

 札幌大学理事長荒川裕生様を講師にお迎えし、「持続可能な北海道に向けて―農業・農村と地域社会―」と題し、約2時間のご講演をいただきました。
 講演は、約130人の方が聴講されました。

学校法人札幌大学 理事長 荒川 裕生 氏
【プロフィール】
  • 函館市出身。
  • 昭和52年 千葉大学園芸学部卒業
  • 同年北海道庁入庁(根室支庁勤務)
    ・ 主に農地開発部、農政部関係業務に従事
    ・ 平成20年 農政部参事監
    ・ 平成21年 総合政策部知事室長
    ・ 平成23年 総合政策部長
    ・ 平成25年~平成29年 副知事
  • 副知事退任後
    ・ 平成29年 学校法人札幌大学理事長(現在に至る)
    ・ 平成30年 生活協同組合コープさっぽろ会長(非常勤)
    ・ 令和3年  公益財団法人北海道スポーツ協会会長(非常勤)
講演内容(※抜粋)
Ⅰ 持続可能な地域社会とは
  • 北海道と人口同規模の「Well-Being」先進国フィンランド講和国
  • 中核都市からみた「持続可能性」の課題
  • SDGs未来都市・下川町、コンパクトシティ構想・夕張市
  • 長期的視点からの自治のかたち

Ⅱ 地域の暮らしを支えるシステム
  • Coopさっぽろ(宅配トドック)物流と高齢者の見守り
  • ミーツ(株)(マッチングプラットホーム MEETS)
  • ヤマガタデザイン(株)(地域づくり包括連携協定)

Ⅲ 転換期の農業・農村
  • お米の品種改良の成果
  • 温暖化する中での可能性把握(新たな作物の導入)
  • これからの目標(土地生産性、労働生産性、ブランド化、安定性、継続性)
  • クリーン農業・有機農業への流れの加速
  • 農業・関連産業に企業や海外人材を受け入れる仕組みづくり
  • セコマグループの取組
  • 女性が生き生きと活躍できる地域社会
  • 世界に誇る美しいカントリーサイド

Ⅳ 災害に強い地域づくり
  • 56水害(昭和56年)と28水害(平成28年)
  • 森林資源の循環利用
  • スマート林業による効率的な林業の推進
  • HOKKAIDO WOODブランドの浸透などによる道産木材の需要拡大

Ⅴ 北海道3万年の歴史から考える未来
  • 北海道・北東北の縄文遺跡群
  • 近くにある世界遺産
  • 「縄文世界遺産」と現代・未来

◆北海道は宝の島! そして今、北海道の時代が来つつある!
 しかし、「持続可能性」を阻害するもっとも大きなリスクは『私たち自身』

  • 次世代へのバトンタッチに全力で取り組もう!
  • 女性、若者の挑戦を後押しし、企業など新たな地域の担い手を受け入れよう!
講演風景