平成20年度 農業農村工学会大会講演会での研究発表
平成20年8月26日から28日に秋田県立大学秋田キャンパスで開催された、平成20年度農業農村工学会大会講演会で、調査研究業務の成果を報告いたしました。当財団からは、以下の課題を発表いたしました。
RTK-GPS測位技術による圃場の整地均平化システムの開発
| ○藤森 新作 | : | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 |
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| 若杉 晃介 | : | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 |
| 岸 恵純 | : | (株)ニコン・トリンブル |
| 広田 健一 | : | (株)ニコン・トリンブル |
| 田辺 義男 | : | スガノ農機(株) |
| 黎 文 | : | スガノ農機(株) |
| 南部 雄二 | : | (財)北海道農業近代化技術研究センター |
講演概要
RTK-GPS測位技術を活用した圃場整備及び営農における整地・均平技術を開発し、省力・軽労化の実現と整備コストの大幅削減を目的に、制御システム(ソフトウエア・ハードウエア)の検証、実用化のための課題とその対応を検討した。既存技術のレーザーレベラーと比較してGPSレベラーの作業時間は水準測量で-80%、整地均平作業で-30%の削減となった。
IT技術を活用した草地整備の新たな指標と手法の検討
| ○南部 雄二 | : | (財)北海道農業近代化技術研究センター |
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| 小林 義広 | : | 北海道農政部 |
| 宮崎 泰弘 | : | 北海道農政部 |
| 野口 伸 | : | 北海道大学 |
| 柏木 淳一 | : | 北海道大学 |
| 丸山 健次 | : | (財)北海道農業開発公社 |
講演概要
IT技術を活用して北海道の草地を対象に、新たな指標値の設定と整備手法を検討している。GPSとIMUの利用により、現況地形把握、トラクタの振動・走行性評価、収量と圃場傾斜形状の評価、しゅう曲修正計画、土壌改良資材の可変散布の制御を行った。指標の検討として作業の快適性を評価しマップ化すると、不快となる領域としゅう曲修正区域が合致した。また、雑草の混入割合と地形の曲率では良好な相関性(決定係数=0.814)を得た。
木くず混入による黒ボク土の硬度・保水性変化のモデリング
| ○戸部 岳志 | : | (財)北海道農業近代化技術研究センター |
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| 菅田 麻由実 | : | 東日本高速道路(株) |
| 藤井 克己 | : | 岩手大学農学部 |
| 飯山 一平 | : | 岩手大学農学部 |
講演概要
本研究は畑への未利用バイオマスの有効活用を目的とした。木くずを黒ボク土へ混入させて供試体を作成し実験を行い、木くずの混入が硬度と保水性に与える影響をモデル化することを検討した。測定した木くず混入土の硬度変化を、木くず混入率および気相増加率を変数とした相対弾性式で再現した。また、混入土における木くずの保水性を水分特性曲線の形状変化と間隙径分布で表し、混入に伴い増加した木くずの水分の所在を推測した。