水理実験棟のご案内 ~水理模型実験施設概要~
本施設は、昭和55年から現在までに40例以上の水理模型実験を行い、その結果が北海道内各地域の農業農村整備事業等の水利施設の整備に反映されています。
水理模型実験施設設置の目的

農業農村整備事業で建設するダム・頭首工等の取水施設、パイプライン等の用水路施設、排水機場等の排水施設など水利施設は数多く設置されています。
その設計手法は農業土木工学の進歩に伴い、土地改良計画設計基準の改訂、整備等もなされ、かなり精密で整合性のある考え方で進められてきています。しかし、これらの水利構造物の水理的諸条件を検討するにあたり、理論のみでは解明できない事象に遭遇することがあります。
このためには、水理的相似律をもつ構造物の模型による水理実験を行い、より適切な設計値を決定する必要があり、これにより一層合理的な水利施設の整備が可能となります。
昭和55年当時、道内において水理模型実験施設を所有している機関は(独)開発土木研究所等数ヵ所程度でありました。しかも、農業土木分野で必要に応じていつでも利用できる施設はほとんどありませんでした。
当財団では、このような需要に対応するべく、昭和55年10月に常設の水理模型実験施設を設置いたしました。