平成18年度 農業土木学会大会講演会での研究発表

 平成18年8月8日から11日に宇都宮大学で開催された、平成18年度農業土木学会大会講演会で、調査研究業務の成果を報告いたしました。当財団からは、以下の課題を発表いたしました。
 

北海道における畑地灌漑現状と課題

(財)北海道農業近代化技術研究センター 
専修大学北海道短期大学 
 ○南部 雄二  
   山上 重吉

【講演の概要】
 北海道では、小麦・テンサイ・バレイショを基幹とする大規模畑作、土地利用型の野菜作を組み合せた中規模畑作を主体に、自走式スプリンクラによる省力的な畑地灌漑が普及してきた。近年では、灌漑用水を利用したハウス栽培、露地野菜作栽培による所得確保が図られる一方、多孔管灌漑の導入により用水の利用調整の必要性が明らかとなっている。また、多様な作目に対応した灌水技術の確立とその普及が重要な要素となる。